
238ページ、価格:5,000円(税込)

1. 土地の評価
土地の評価の基本となる部分を見ていきます。
一番大変なのは何と言っても「土地」の評価でしょう。ただ、路線価を見ればよいというものではなく、色々な、前提条件があります。
これらは「財産評価基本通達」というものに記載されています。
評価の方法は大きく2つに分類されます。
1つ目は、{評価単位を決める}です。
評価単位というと、言葉は難しいですが、要するに、土地がいくつもあった場合、どの土地を評価するかを決めるということです。
ポイントは大きく3つに分けられます。
1. 地目別に評価する、
2. 権利関係別に評価する、
3. 取得者ごとに評価する、
これらについて後ほど本文で説明いたします。
宅地と山林では土地の価値が違います。当然の分類ですね。
2つ目は、{土地の形や土地の置かれている場所による分類}です。
評価する土地が決まったら、宅地以外は倍率表、宅地
なら路線価図や調整率表等のグッズを使って、その土地の相続税評価額を算出していきます。
形の良い土地と不整形な土地では価値が違うし、繁華街と住宅地
では価値が違います。
その価値の違いを計算するために、色々な方法が講じられて
います。奥行距離とか無道路地とか様々な方法が出てきます。
その方法を勉強するわけです。
勿論、全てを知る必要はありません。ご自分の財産に該当
するところだけ勉強すればよいのです。
相続税 〈相続税財産評価の本〉目次
- はじめに
- 第1章 土地の評価
- A,土地の評価単位を決める、
- B,宅地の評価
- 第2章 土地以外の財産評価
- A,家屋の評価
- B,預貯金の評価
- C,有価証券の評価
- D,債券の評価
- E,生命保険金の評価
- F,生命保険契約に関する権利等の評価
- G,死亡退職金の相続税の扱い
- H,手許現金
- I,貴金属、書画、骨とう品その他の財産
- J,相続財産から控除できる債務
- K,相続財産から控除できる葬式費用
- 参考 全238ページ
【価格:5,000円(税込)】
【電子書籍:相続税 〈相続税財産評価の本〉】相続が発生して相続税申告が必要な方、又は近い将来、相続が起こりそうなので、
大まかな財産負債の総額を知りたい方のために、この本は書かれました。
但し、この本はサラリーマンの方を想定して書かれております。
何故なら、商売をなさっている方は大抵、会計事務所との
ご縁がおありでしょうから、相続の相談は税理士にされる筈です。
サラリーマンの方はそういった接点がないケースがほとんど
かと思いますので、その方々を対象といたしました。
サラリーマンの方の財産内容は、土地、家屋、有価証券、現預金、生命保険金、退職手当金、貴金属等の財産、借入金、租税公課等の負債、葬式費用といった内容で大体把握することができます。
*土地、家屋の説明については自宅と貸家に限定しています。
これらについて相続税法に従い、財産負債を評価できるように、易しく解説いたしました。
この本は、私の長年の知識と経験を全て結集して、しかも、 誰もが分かるように易しく書いてあります。 ぜひとも、これらの本で勉強されて相続税の基本を身につけて いただきたいと切に願っています。
2025年1月 池谷 護